担当制保育について

『担当制保育』とは近年、保育業界のみならず、メディアなどでもよく聞かれるようになったのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、かんたんに説明するとお子様のお世話をいつも同じ保育士が行う、ということになります。

お子様が、生きていくために必要不可欠な食と排泄を中心とした生活全般のお世話をするのは主に保護者様です。そこには親子の深い信頼関係が成り立っているからこそ、生まれて間もない子どもたちは安心して身を委ねられるのです。

では、保育園ではどうでしょう?

親子だからこそ委ねていた生活全般のお世話を、突然見たことのない人間が行うことになるのです。泣いたり抵抗するのは当然ですよね。それが毎日違う人間だったらなおさらです。

だからこそ、出来る限り安心して過ごしてほしい、保護者様の代わりにはなれないけれど、第2の家庭として身を委ねてほしい、という思いから

毎日同じ保育者が食事・排泄などのお世話をする『担当制保育』という方法を行っています。

 

いつも同じ保育者であるもう一つの理由が、乳児期は1対1などの狭い関係から信頼関係を深めていくことが良いとされているからです。そこでのいわゆるアタッチメント(愛着関係)が確立されれば、その場所にも安心感を持つことが出来、他者への愛情・コミュニケーション能力も高まると言われています。

 

保育園では、一人の保育者が3~6人(年齢による)を担当することになりますが、食事・排泄を中心に担当保育者が、ひとり一人と丁寧に関わっていきます。

他の保育者も毎日お子様と遊びを通して関わりますが、適度な距離感を保つなど、お子様が安心して過ごすことが出来る環境作りを第一に心掛けております。